2019.11.08
近頃、秋が進んできましたね。
寒い時期になると、教室の玄関を入った所に、生徒さんが着てきたアウターを入れる箱を出すのですが、今年は、まだ出していなかったので、生徒さんに尋ねられて、季節の進みを感じました。
今週から、アウター入れの箱が出ていますよ。
【小諸市のくろとりピアノ教室です。】
レッスン室に入ると、時々、
「う~~ん、いい匂い!」「う~~ん、やっぱりいい匂いだ。」
と言って、深呼吸をする或る生徒さん。
心当たりが無くても、そう言うので、
「おかしいな、何の匂いだろう?」
と言うと、
「先生の匂い!」
と、可愛いことを言ってくれます。
そんな生徒さんが、この度、ミュージックキー認定試験・メソード部門6級に合格しました!
試験の申し込みの際に、お家の方から、「生徒さん自身が、一つずつ挑戦したい!」と思っているという希望をお知らせいただきました。
試験内容は、二曲を暗譜演奏するのですが、生徒さんは、このうちの1曲をとても気に入ってくれたそうで、早く両手で弾けるようになりたくてウズウズしていたようです。
弾けるようになってからは、学校でも、教室のオルガンで弾いてみたそうで、演奏を聴いてくれたクラスのお友達たちが、「弾いて!」とリクエストしてくれるのだと、嬉しそうにお話ししてくれました。
リクエストされることが嬉しくて、更に練習を頑張れたようです。
その後も、音価を守って、転ばなくなるよう、励みました。
もう1曲は、曲名の意味について学んでから、入りました。
その曲の初回レッスンで、
「ガタガタですけど、いいですか?」
と、両手で弾いて持って来てくれました。
その後、ペダルの踏み方を工夫したり、テンポが一律になるよう、練習を積みました。
お家の方からは、
「だんだんと長い曲になってきて、右手も、左手も、ペダルも…と難しくなってきましたが、楽しそうに『お母さん、聞いてて~。』と弾いてくれるので、こちらも楽しいです。」
と、お知らせいただき、ご家庭での温かい情景が目に浮かびました。
最初からピアノを弾ける人など居ません。
こちらの生徒さんも、くろとりピアノ教室で育ち、ここまでやって来ました。
合格を手にした今、また、新しい事を覚えられるように、頑張っています。