2026.07.19
ピアノで歌うとはどういうこと?
どのように表現したら良い?
フレーズは話す時、文章を持っている情景や感情が伝わる様にスピードや発音、音の高さ、低さ、強調、間の取り方はピアノを弾く時も同じです。
生徒さん見ていると、弾きたい気持ちが先に来てしまい、「指が回らない、力が入ってしまって(脱力)なかなか思うようにいかないというこどがあります。
レッスンでは、「生徒さんが弾いている側で、私が、拍子を取り、メロディーを歌っていること」です。
私が拍子を取ることで、生徒さんの頭の中にあるリズムが引きだせることが出来ています。
私が隣で歌っている事で、メロディーが歌として頭に入ってきます。
また、ピアノを弾く前に生徒さんに拍子を取らせて、歌う事も効果がありますね。
そうすることで、「リズムに乗って歌える」ようになっていきます。
この方法は、ゲンリヒ・ネイガウスが実践していたことで長い歴史があり、生徒さんのレッスンで指導しています。
ネイガウスは、ブーニンピアニストのおじいちゃんです。
ネイガウスは、ギレリスやリヒテルを育てた先生でもあります。
1966年生まれのブーニンピアニストは19歳の時、1985年に開催された第11回ショパン国際ピアノコンクールで優勝されています。
ゲンリヒ・ネイガウスは、「耳に聞こえる音楽全ての本質は歌う事だということ、旋律の美しさに数え切れない程の音の濃淡を持ち、豊富な音色を創出すること。」と書いています。
また、小学生の生徒さんがモスクワ音楽院アレクサンドル・ヴェルシーニン教授公開レッスンで、ピアノを弾く時は「歌うこと」お話がありました。
(公開レッスンの様子はトピックスにあります。)
昔、生徒さんの側で拍子を取ったり、メロディーを歌ったりしていない指導法は「全く違った」という経験があります。
指揮棒やペンなど、生徒さんがピアノを弾いている時、指揮をしながら歌っています。
音の長さ、アクセント、休符、息づかいなど。
「歌う事」は、とても有効で「私、ピアノが弾けるという自信」にも繋がっています。
弟子から見たショパン(音楽之友社)の本には、
ショパンは「ピアノを弾きたいのなら「歌うように」ショパンにとっては「歌は音楽の出発、目標でもありました。「声楽」の発想です。
ピアノ技術は1つの手段以外なにものでもないのだから、この手段は音楽を通じて自己表現しなければならないです。
この意味でもショパンは同年代それ以降のピアノ教師のような演奏メカニズムを基づく教え方は、はっきりと背を向けていました。
古典派の教育を受けた世代の教師達は、いろいろな方法(数々の教則本にのっている様な)一つずつマスターすれば良いと考え、指や手や前腕など決められた位置を身につけるために生徒に練習させられ、どう体を使えばどんな音が出るか、指も自ずと訓練されていることは気がつかなかったです。
同年代の殆どの人は、指の関節のみを用いて、手首はたまにしか使わなかったので、ショパンは、そのなことはガマンが出来なかったです。
指は、腕全体に関わっている肩から指先まで一つにつながっている感覚というショパンがもたらした技法の大革命の根本です。
いつも言っている「一本ロープ」の様に!
指先(指だけ集中)だけでは弾かないピアノの技法ですね。
皆さん知っている「ブルグミュラー」もロマン派作曲家ですね。
ロマン派は、ショパン、メンデルスゾーン、シューマン、ブルグミュラー等の同年代の作曲家です。
ブルグミュラーは、牧師の父、母はピアノ教師でバイエルと同じ歳です。
1806年ドイツ生まれです。
1834年パリに移住し、この頃ピアノが華盛り、一般のブルジュア階級家庭から、サロン音楽ができ、ピアノを教える先生が必要になり、リスト、ショパンがピアノ先生がいました。
ショパンは、ペタルの用い方について、ショパンの作曲技法に決定的な影響を及ぼし、フランスやイギリスではピアノの性能にも進歩があり、右のペタルを踏めば弦の余韻長く響く事が出来るようになり、その為、指の方も基音を離れながら、響きが止まらないうちにその上を軽く弾ける様になっていました。
エラール社、プレイエル社のピアノ社があり、一般の人々にピアノが広まりだした時代です。
ショパンは、「ベルカント唱法」(声楽)をピアノの演奏に使いました。
●●●ピアノ弾くことは、「どういう音を出すか、頭の中で音を創って、その音を出そうとして(想って)弾く」という事です。
未就学児さんからどの年齢でも、ピアノの弾き方、音の出し方をわかりやすい言葉やレッスングッズを使って、楽しくしています。