2022.09.22
来春の合同発表会のため、選曲をスタートしています。
ここ2週間は、たくさんの楽譜を地道に弾き直しながら、それぞれの生徒さんのリクエストを確認して候補曲を探しています。
指導者にとっての《発表会選曲の難しさ》は、実はとても複雑です。
まず《本番の日》という《ゴール》が決まっています。ベストの状態に仕上げる《締め切り日》が決まってるわけです。
その上で①舞台上で緊張しながらも《レッスンでの仕上がりと同程度に弾けそうな曲》で《舞台映えする曲》である事。
②生徒さんの好きな選曲を優先しながら、《その子の練習ペースで無理なく仕上がりそうな曲》である事。
練習を急かされたり保護者様に注意されながらではなく、上手くなるのを楽しいと感じながら練習して欲しいからです。
③2〜3曲を抱き合わせる場合は《テンポや雰囲気・必要なスキル》など《タイプの違う曲》を組み合わせる事。
観客が飽きないように、また長く練習する生徒さんも飽きずに複数のスキルを身につけるためにです。
④《半年後のスキルアップ》を予想・期待して《通常より少し難しいが2〜3ヶ月で仕上がりそうな曲》である事。
練習期間が長いと仕上がりが崩れてしまう事もあるため、弾き始めるのは年明けからの予定だからです。
⑤《仕上がった時のテンポを予想》して《全体が5分程度の演奏時間》に収まる事。
他にもいろいろありますが、もう一つ⑥《私も好きな曲である事》もレッスンで時間をかけて丁寧に仕上げていくためには譲れないところですね。
それらの事を繰り返し考えながら、生徒さんにお勧め曲をどうしようかと・・もうしばらくは山積みの楽譜と格闘になりそうです。