2021.07.27
賛否両論あるなか始まった東京オリンピック。
様々な選手の真剣な戦いを観て、今まで歩んで来たであろう努力の日々を想像すると、ピアノの世界と重なるものを感じずにはいられません。
それは、スポーツもピアノも、誰かと競うその手前には、自分との戦いがあるという事。
人間だもの、たまには練習に気が乗らない、したくない時もある。
或いは、練習する意味を見出せなくなったり、もう辞めてしまいたいと思う時もある。
だけど、そこで自分を律して、続けた人だけが見られる景色があるんだと思います。
苦しい経験をしている、悔しさや悲しみを知っているからこそ、アスリートの喜びや悔しさに共感し、深く心を動かされるんですよね。
さて、自分との戦いと言えば、くろとりピアノ教室で実施しているミュージックキー認定試験も、その一つではないでしょうか。
テクニック・メソード・曲・楽典の4つの部門からなる試験で、我が子(生徒さん)には、どの分野もバランス良く食べて欲しい(バランス良く育って欲しい)と思っています。
今月7月は、楽典部門6級の合格生が誕生しました!
試験日前のレッスンでは、音楽クイズ的に、先生からの例題に答えたりしますが、試験用に何か特別に学ぶのではなく、日頃のレッスンの延長線上にある試験です。
とは言え、ペーパーテストに加えて、初めて見る楽譜でリズムを打ったり、歌ったり、弾いたりするし、合格点に達しないとならないので、生徒さん達は緊張感を持って臨んでいます。
今回合格した生徒さんに、感想を教えてもらいました。
『意外と簡単だと思ったけど、休符などを書くのが、あっているか心配だったり、ひく所や歌うところが、思いどおりにいかなくて、合格したか心配だった。もう少し次は、予習をしてからやりたい。音程や音の名前は、自信があった。』
自分なりに、今度からはこうしよう!と気が付けることは大事ですし、それが必ず、次へのステップアップに繋がります。
音楽は元々、人と競う為にあるのではない。
自分との戦いは、その先の幸せな景色を見るためのもの。
これは、勉強にも言える事。
ピアノのレッスンを通じて、学べることがありますね。
【小諸市・くろとりピアノ教室】