2020.09.10
新型コロナ予防の為、今は未だ、私自身が講座へ出掛けることをしていませんので、ZOOMや他のライブ配信などのオンラインで学んでいます。
今年度は、ミュージックキー本部から配信される田村智子先生の全10回講座を受講しており、主に『わかーるピアノ』シリーズを学んでいます。
今月は、第4講座の応用編があり、今回はレジュメ無しの実践型の講座で、ピアノを弾きながら「わかーるピアノ第2巻」について教えて頂きました。
受講していつも感じることは、田村先生が一貫した想いで、このシリーズ本をお書きになっていること。
長年、レッスンの現場にお立ちになっている上で研究され、これからピアノを習っていく子供達に得て欲しいことで作られていることを感じます。
田村先生が仰るには、
「音楽に対して感じていることを、どうしても伝えたくて、ユニークなテキストだけれど、大切なことで外せないんです。」
とのことでした。
今回のテキストで、特に印象的だったのが、「カラフル和音」のページです。
私が子供の頃、初めて和音を弾いた時は、なんだか自分がお姉さんになった様な気持ちになりましたし、音と音との重なり合うハーモニーの美しさが、気持ちが良いと感じました。
でも、いつの間にか、和音を弾くことなんて当たり前になり、いつの日か、たった一つの和音に対して、耳を澄ませ聴き入ったり、喜びを感じることも無くなっていったと思います。
講座での、先生のものの例えや実践を通して、忘れかけていた子供の頃の、和音への感動を呼び起こされ、音楽が音・耳の芸術であることを、再認識する時間となりました。
この講座の2日後は、ピアニスト・ルイ・レーリンク先生のピアノレッスンを聴講しました。
こちらでは、弾き方には様々な可能性があるということを学び、
前述の田村先生の講座にも通じるキーワードも出て来ました。
来週は、ピアノ教本研究家で音楽ライターの山本美芽先生の全6回講座の第5回が控えており、
今年度は、「ピアノ教本カリキュラムの研究」と題して、これまでに、左手の動き、臨界期と教本、教本が扱う範囲(スコープ)までを教えて頂きました。
そして、今回はテクニック教本についてです。
どれも興味がある内容であるものの、自分では調べきれない程の膨大な研究内容なので、記憶こそ無理ですが、手元にレジュメがあり、いつでも振り返って見られることが嬉しく思います。
同時に、当教室で採り入れているMusicKeyピアノ指導システムが、非常に良いということも確信しています。
withコロナの秋ですが、レッスン日以外にはオンラインで、様々な先生方にお世話になりながら、過ごしています。
【小諸市・くろとりピアノ教室】