2019.02.24
日中の日差しが、だいぶ春めいて来たのを感じられる今日この頃です。
小諸市のくろとりピアノ教室です。
いつもご覧頂きまして、有難う御座います。
『幼児ピアノ個人レッスンコース』に在籍しているピアノ男子くん。
先日は、田村智子先生の「はれたそら」という曲を仕上げました。
この曲に取り組む最初の段階で、太鼓でのリズム打ちをしました。
四分音符ばかりが続くこの曲ですが、左右の手で正確にリズムを打つとなると、注意力が必要です。
その理由は、右右・左左・右右・左左というリズムパターンで進行してきたのが、途中で、左左・右右に変わるので、ボーっとしていると、間違えてしまうからです。
それはまるで、ゲームのよう。
楽譜を見続けるという能力も必要なことです。
或る日のこの生徒さんは、これを正しく打ってクリアするべく、とても頑張りました。
(集中力は、まだ大丈夫だろうか?)と、様子を見ながらレッスンする中で、生徒さんも、出来るようにしていく過程をも楽しんでいるようにも見え、自ら
「もういっかい!」
と、繰り返し取り組みました。
また、音を一つ一つ読んだり、右手だけを弾けるようにしたりと、一曲を弾けるようにする為に、段階を追って進めていきます。
左手の音読みも済んだ或る日のレッスンは、残念なことに集中力無く、その先へは進めませんでしたが、幼児のピアノレッスンの場合は、そんな時もあるものです。
それでも、3歳だった『プレ・ピアノ親子個人レッスン』時代に比べたら、ずっと長く集中出来るようになったではありませんか!
これが、成長というものです。
日を改めて、別日のレッスン。
左手の音を読む処までは済んでいた事で、左右片手ずつを聴かせてくれました。
先生との左右分担奏も、きちんと出来ました。
さて次は、一人で交互奏。
出来た出来た!
ここまで来れば、あとは、先生との連弾です。
幼児の場合、一人で弾けていても、連弾になった途端、混乱をきたしてしまう事もありますが、バッチリ!
先生の助け舟の声掛け無しで、自力で弾けています!
生徒さんも、満足げな表情を見せてくれました。
二人の演奏がピタッと合わさると、とても楽しいのですよね。
それにまた、この「はれたそら」という曲の、連弾した時のハーモニーの美しさが良くて、爽やかな風に当たっている情景が目に浮かぶようです!
もっと小さい時は、先生に一緒に弾かれるのを嫌がって、先生の手を払い除けていたけれど、先生の
「もう一回、弾こう!」
にも、応えてくれました。
ピアノを弾けるようになる為には、習得すべき事項が沢山あります。
生徒さんの集中出来る時間が少しずつ伸びて来て、分かることも増えてきて、この成長を見守らせて頂けることに喜びを感じます。
私の心も、「はれたそら」になります。