2018.10.30
小諸市のくろとりピアノ教室です。
いつもご覧頂き、有難う御座います。
楽譜を見てピアノを弾くためには、
①鍵盤の配列
②ドレミの配列
③五線の仕組み
④リズムの把握
⑤楽譜と鍵盤の一致
が理解出来ていないとなりません。
これだけ見ても、楽譜を見てピアノを弾くことは、高等な作業であることが分かりますよね。
当教室の幼児ピアノ個人レッスンでは、この段階からミュージックキーピアノ指導システムに則って行っておりますので、楽譜の理解が無いまま耳コピ的で弾くのではなく、じっくり時間を掛けて、上記の習得を目指して参ります。
今日は、このシステムにご理解頂いているご家庭の幼児レッスンの一コマをご紹介致します。
この日は、全音符と全休符を、お歌や身体を使って習っていました。
全休符のマークを見せた時、生徒さんが、
「幼稚園で、ウサギ折ったやつ!」
と言いました。
何のことを言っているのか、一瞬「?」でしたが、よくお話を聞いてみると、幼稚園で、お月見の時に、お団子を乗せた台・三方と、全休符が似ているということを話してくれていたのでした。
その発想の豊かさたるや…。素晴らしさに感動を覚えました。
ひとまず、この段階では、
「じゃあ、この台の上に、お団子が4つ乗っているのね。」
と言うと、
「お団子は、6個でしょう!? 1、2、3、4、5、6。」
と、記憶の中のお団子を数えています。
どうやら、園の先生が作って下さったものは、大きな色紙のお団子と三方だったかで、正面から見れば、6個だったのかもしれません。
「それじゃあ、先生は食いしん坊だから、お団子を2つ食べちゃったんだ。だから、4つ乗っているよ。」
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全休符を紹介した時に、この発想を貰ったのは初めてで、これは、トピックスに記録したい!と思ったのでした。
こちらの生徒さん、きっと全休符をしっかり記憶してくれたことと思います。