2019.04.15
トピックスをご覧いただき、ありがとうございます。千葉県香取郡多古町にある「ピアノ教室CAT(キャット)の先生です。
この頃、小さな手に出会うことが多くなってきました。
本当にかわいらしい小さな手です。
そのような手なので、ピアノを弾くとかわいらしい小さな音が鳴ります。
音と音が重なることもあります。
でもそれで良いのです。
私が導入期で使っている楽譜に「うっふっふ、わっはっは」という曲があります。
生徒さんは両手を緩く「ぐう」した状態で、「うっふっふ、わっはっは」のリズムに合わせてピアノの音を両手(交互奏)で鳴らします。
楽譜のページには、猫がおなかを抱えて笑っているイラストがあり、「なぐっちゃだめよ」と書き添えられています。
それを見せるとピアノを叩かなくなります。
この小さな手の時は、大人が思う以上にはっきりとした音を弾くことはできません。
知っている曲を何としてでも、大きな音で弾かせる…かなり無茶なことです。
なぜなら、人には成長の段階というのがあり、同じ年齢のお子さんでも体格の差など個人差がかなりあるからです。
なので、けっして指をはっきり動かして(しかも指を高く上げて)と指導されないように、5番(小指)の指を弾くたびに、手が横倒しにしてでも大きい音を出すような指導はされないように。
数字の一を示すような一本指で音を鳴らさないように。
ピアノが弾ける手は、自然な手の動きができる手です。
大人は急がず、あせらず、見守ることが大事だなと思います。