2017.05.31
ピアノを弾く時は正しい姿勢が大切です。
上半身を楽に動かすために、下半身の支えが必要な点はスポーツのフォームと似ているかもしれません。
生徒さんの年令に関係なく、椅子の高さと位置、姿勢をチェックしていますが、自宅練習でも気をつけて欲しいことの一つです。
子どもさんの場合は、10才前後で足が床につく身長になるようです。(写真のYちゃんは小学3年生)
まだ小さいうちは足が宙ぶらりんで、椅子の脚に自分の足をからめて座る子どもさんもいます。
「自宅でも必ず足台を使うこと」を、お母様にお願いしています。
足とお尻が安定→手指が自由に使える という訳です。
バイオリンやチェロなどのレッスンでは、体の大きさに合わせたサイズの楽器を使うので、幼くても負担が少ないようですが、ピアノは「大人用ワンサイズ」の楽器です。
おもちゃのピアノやピアニカは、鍵盤が軽く、幼児でも簡単に音が出るようになっていますが、本物のピアノは鍵盤の巾と重さが全く違います。
幼児の手指は関節や手のひらの筋肉が未発達ですので、ピアノを弾くのは大人が思うほど簡単なことではありません。