2022.05.18
コロナ禍での発表会も2回目。
昨年の資料を土台に準備も進み、ラインレッスンも有りましたが、思った以上に生徒さん達も練習を積み上げて下さって、出来上がりも上々。
ところが、当日3日前になって、一緒に発表会を行っているY先生から「子供がコロナ陽性、私自身は無症状ですが、当日は欠席。」との緊急電話が入り、驚いて
「どうぞお大事になさって下さい。」と電話を切りましたが、この先生には、当日のアナウンスをお願いしておりました。
急遽、知り合いの先生方や教え子に連絡するも何と言っても余りにも急な事で、当然皆様無理。
パニックになっている私に控室で記念品を渡すお手伝いをお願いしていたMさんから
「先生、私、アナウンスもやって、控室に行ってを繰り返しますから。」と返信を頂いたのですが、勿論、そんな忍者の様な事は、無理なのですが、彼女の自分に出来る限りの事を手伝います!と言う気持ちがもう、嬉しくて嬉しくて。
最悪、全て私がやるっきゃない。
しかし、アナウンス原稿も名前のルビ書きも全て既にY先生に送付済み。
もう一度、自分で作り直してーー。
しかし此処で、もう1つ大きな問題が。
コロナ禍で「連弾は無し」との申し合わせだったのですが、Y先生は連弾を入れておられました。
「早急に楽譜をお送り下さい。」とラインすると
「楽譜は無いです。どなたか先生が適当に弾いて下さい。」との返信(*_*;
気の知れた自分の生徒さんなら兎も角、会った事も無い生徒さんとステージ上で初対面で、今までと全く違う伴奏を弾いたら、どんな事になるか(*_*;
結局、前日、自分の生徒さんの最終レッスンや発表会のお菓子の受け取りの合間に、Y先生の連弾の生徒さんに来て頂いて、合わせ。
また、当日は難しいと言われていた元教え子のK先生が「少し、遅れますが、駆けつけます。出来るだけ早く駆けつけます。」と言って下さり、もう有り難くて有り難くて。
他の先生方も急遽、予定より早く来て下さる事になり。
もう、持つべき者は教え子。
当日は、始め私がアナウンスを行い、ところが、会場が暗くなると原稿が見えない(*_*;
駆けつけて下さってバトンタッチしたK先生は下読みも無く、この状況でノーミスでアナウンスを完璧にこなして下さいました。
凄い(^^)/の一言。
しかしY先生の生徒さんは、足台が居るのか?譜面台が必要なのか?も判らず、K先生の
「先生、この生徒さん、手に楽譜持っています。」との声に、急遽、ステージ上に駆け上がって譜面台を出し、またまた譜面台を片付けに駆け上がり、ステージと自分の席を何十回往復したか知れません。
もう皆様のお陰で何とか最後まで無事終えました。
今年の反省は、コロナ禍では人員を普段の倍は準備しておかなければいけないと言う事。
今春、入学式に制服が届かないーとのニュースに制服会社の社長さんが「コロナで急に工場の人員が休みになって間に合わなくなってしまった。」と平謝りされていたと聞き、そうか、コロナ禍ではこういう事が起こるんだと実感しました。
しかし、生徒さん達は、皆さん立派に堂々と演奏を披露して下さって、素晴らしかったです。
そして、急遽駆けつけて下さった先生方、もう感謝しか有りません。
お蔭様で良い発表会を行う事が出来ました。