2020.09.22
芸能人の方のコンサートには行かない私ですが、複数の生徒さんから
「清塚信也さんのディナーショーに行ったのですが、あの方の演奏はどうなのでしょう?」と聞かれ、生の演奏を聴かずにお答えするのも――と思い、チケットを買うとさくらぴあの大ホールが即、完売。
流石、テレビに良く出られている人気の方です。
まず、チラシに当日の演奏曲が1曲も書かれていません(*_*;
ピアニストに惹かれてチケットを買う場合でも、必ず、この曲を聞きたいと思って購入する訳で、当日何が演奏されるのかさっぱり分からないチケットを購入したのは生まれて初めてです。
当日演奏されたのは
ベートーヴェンのソナタ
「月光」の第1楽章。
「悲愴」の第2楽章。
「熱情」の第1楽章。(+_+)
ソナタは全楽章で1つの曲です。
ジョイントコンサート等で時間制限が有る場合1楽章だけと言う事も有りますが、
お一人のそれもプロのコンサートでこの様なプログラムはまたまた初めて(+_+)
例は良いかどうか分かりませんが
生徒の皆さんに分かり易く言うと
サンドイッチの、好きな中の具だけを食べ、
どら焼きの好きな皮だけを食べ、
パフェの好きなメロンだけを食べたと言う感じでしょうかーーーー<(_ _)>
肝腎の演奏ですが、
思っていた以上に(すみません<(_ _)>
テクニックも感性も素晴らしい方ですので、そのまま普通に演奏されれば良いと思うのですが、どうしても素人の方へのサービス精神がどんどん勝って来られるようで(+_+)
アンコールはご自身も
「滅茶苦茶になります。」と言う様な事を言われていましたが、嗚呼アアー(*´Д`*)
しかし、私の両サイドの女性はアンコールが終わるとキャーと言いながら
ステージの清塚さんに向かって両手を大きく振り続けておられました(^-^;
ヴァイオリンの高嶋ちさこさんが
「私は、プロのクラシックのヴァイオニストの方のコンサートと肩を並べよう等とは夢にも思っておりません。
私は素人の方に楽しんで頂けるコンサートを目指しているので。」と言われていましたが、
清塚さんもそう思われているのかも知れません。
以前、「長渕剛」と書かれた大きなトラックを見ましたが、おそらくバックバンドの方々の楽器、舞台の装置を積み込み、大勢のスタッフを引き連れてのコンサートなのだと思います。
清塚さんは
1人で来られて(マネージャーさんは?ですが)
1人でホールに有る世界的名器のグランドピアノで演奏し、
1人でトークし、
1人でサイン入りのCDを売られ
1人で次のコンサート会場に移動されるのでしょうね。
子供の頃、お母様は大変練習に厳しい方だったそうですが、実を結ばれたのですね。
私が清塚さんを尊敬するのは
そのソルフェージュ能力と言うか、
即興演奏力、アレンジ力、分析能力。
しかし、清塚さんのプロフィールには驚きの一文がーー(また後日)