2015.04.23
チョン・キョンファ&ケヴィン・ケナーの
ヴァイオリンとピアノのためのリサイタルで、譜めくりを22日におこないました。
21日も急きょ、リハからお願いされて3時間半の白熱した時間を共有し、22日の本番も無事に終わりました。
キョンファさんは、幼少のころから母親のヴァイオリンを聞いて育ったそうです。
兄のチョン・ミョンフンは指揮者。姉はチェリストと音楽一家です。
キョンファさんの演奏の魅力は、とても情熱的で、歌い上げる独特な音楽性
ケヴィン・ケナーは、ショパンコンクール最高位で、一言で言うならば職人ピアニスト
リハは、その二人の熱い音楽に向ける情熱と解釈と、より高みを目指しての一騎打ちでした。
私は2年前もケヴィン・ケナーの譜めくりを引き受けていますが、最も神経を使ったピアニストです。
譜めくる時が来ても、パッセージの終わりは待ち、テンポが速い時は早くめくり、譜めくりに動いてほしくない時など、リピートも今回は多く、細かな要求もあり、ミスは許されないために、内心は今回もドキドキでした。
お二人の素顔は
キョンフアさんは、お茶目でサッパリとした方
ケヴィンさんは、繊細で優しい方
本番前の楽屋前を通った時に「バルカローレ」が美しく聞こえてきて、短い時間でしたがタダ聴き・・・・癒されました
ケヴィン・ケナーの円熟味を増したショパンを次回は、客席で是非、聴きたいと思いました。
「Good」と前半で言っていただき終了後は、わざわざ握手でお礼を言われて、いい経験と勉強になりました。
お別れがあるということは、もしかしたらまた再会もあるのですよね。