2019.04.03
少し早い春休みをいただいた3月、四国松山を旅行してきました。
本州と四国を結ぶしまなみ海道を渡って向かったのは生口島。
そこに日本画の巨匠 平山郁夫画伯の美術館があります。
広島で被爆し、その後遺症に苦しめられながら、
仏教がもたらした日本文化の源流を求めてシルクロードを旅しながら平和を願う作品を残しました。生い立ちを巡りながら、心に残った展示をスマホにメモメモ。
小学生1年生になった絵を描くことが好きだった郁夫に、
母は、絵日記を書くように言いました。
それを書かねば海へ遊びに行かせてもらえなかったそうです。
とうとう6年間書き続け、続けているうちに毎日の出来事を心に留め、考え、よく観察するようになったと言います。
遊びに行きたい気持ちを抑えてきちんと机に向かっていく集中力を、
母が私の身体に覚えさせてくれたことに感謝し、自分の軸になっていると語っています。
すぐにお教室の生徒さんたちのお顔が浮かびました。
学校に行く前の朝、学校から帰ってお夕食の前に、後に、必ず練習している!という生徒さんたちがいます。練習が軌道に乗るまでのお母様の応援もあったことでしょう。
思うように上手に弾けないことがあっても、毎日練習を続けているという自信に輝いて、
ピアノだけでないことにも積極的に取り組める様が見受けられるよになったことは嬉しい限りです。
平山少年の明るく力強いクレヨンの絵を思い浮かべながら、
毎日ラジオ体操とスクワットを続けるぞ!
と誓って飛行機の中から富士山を拝み帰ってきました。