2018.11.06
教室には年少さんから入ってくる子供も多いのですが、年少さんだとまだひらがなも読めず、また集中力もないので先生も忍耐強く子供と向き合っていかなくてはいけません。
まず、ピアノの椅子にずーっと座り続ける事が出来ません。
リズム打ちも機嫌の良い時だと何回も手を叩いてくれますが、途中から眠くなったりご機嫌が悪かったりすると全くレッスンにならない場合もあります。
10分ぐらいで他の事にどんどん切り替えてはいきますが、音楽DVDを見せている時だけは子供はじーっとしています。
子供は、テレビの音楽番組が好きですね。
私も教え初めの頃は、様々な事に戸惑いましたが、今では沢山の生徒達とのレッスン経験や自分の子育ても含めて、どの子がレッスンに来ても大丈夫、動じなくはなりました。
かえってお母さまの方が色々と心配して「この子は大丈夫なのでしょうか?」「こんな事も出来ないのでは?」と悲観的に考えてしまうようですが、そこから1年もすると子供はすっかり成長していきます。
ピアノは、右手左手の区別から始まり指番号を覚える、リズム打ち、色塗り、音読みと様々な事を繰り返していきますが、今まで出来なかった事が何時しか出来るようになっていきます。
けれどもその子供の性格や成長、頑張る力、集中力とありますので、どの段階でやる気が出て来るのかは様々ですが、なかなかドレミを長い間覚えてくれなかった子供でも何かの瞬間から急に理解力が生まれそこからはスムーズな成長に繋がっていく事もありました。
ピアノは、他の習い事と違って短期間で結果が出て来るものではないので、保護者の方も長い目で子供の成長を見守って頂きたいと思います。