2018.11.08
昨日は、中学生Yちゃんのレッスンでした。
Yちゃんはすらっとしていて背も高くとてもスタイルがいい。
指も長いのですが、打鍵が弱く指の1本1本が曲を弾く時にしっかりと上がっていません。
前の先生の時にもそれは言われていたようなのですが、やはり意識的に指を上げていく訓練をしていかないと基本の力がついていきません。
私も小学生の時にはハノンを沢山練習させられました。
練習曲も短いものだとすぐ終わってしまって指の力がつかないので、少し長いツェルニーやハノンをお勧めします。
レッスンの後にYちゃんが「先生、千と千尋の神隠しの曲を弾いてもいいですか?」
「いいよ」
弾いた後に「この曲をグランドピアノで弾いてみたかったんです」と言うのです。
グランドピアノは、なめらかに伸びる音の長さ、無理のない構造から生まれる生の音が自然な形で演奏者の耳に届きます。
和音も濁らずクリア、音量の幅はアプライトピアノよりもグランドピアノの方が圧倒的に大きく、音に抑揚を付けるなど微妙な表現を加える事ができます。
教室のグランドピアノは、3年前に新しい物に買い替えました。
都心の住宅事情でなかなかグランドピアノを家に置けるご家庭は少ないと思うので、教室でグランドピアノの音の響きを堪能してもらえたら、と思います(^^)