2014.02.06
今回の佐村河内氏の作曲偽装問題。
クラシック音楽、とくに現代音楽には聴衆が集まらないという事情。
そこに、感動的なヒストリーが加わるることで、関心が集まるという事情。
話題になれば、CDやチケットが売れるという事情。
そんな諸事情があわさって、皆で作り上げた虚構の感動だったのでしょうか?
しかし、確かに、音楽を聞いて心を動かされた多くの方方がいるわけです。
震災に遭われた方、そして子供達。
あれは嘘だったと? 裏切られた、と思われている方も多いと思います。
何とも、砂を噛むようなやりきれない気持ちになります。
一人の音楽家(未だ未だしょぼいけど)として
私自身、震災後、あらためて音楽の力を確信しただけに
このような形で、音楽を使って人の心を愚弄したことに憤りを感じます。