2026.08.12
六月に書いたブログ「クープランの教則本を読みながら」ではF.クープランのこんな文章をご紹介しました。
『レッスンのはじめの内は「先生の居ないところで練習させない方が良い」と。子供は注意散漫で、きちんと練習が出来ないので、勝手に楽器に触らないように「楽器には鍵をかけて、その鍵を持ち歩いている」と。』
私もプレ・ピアノコースの段階では宿題を出していません。理由は上記の通りです。でも今日お話ししたいのは、いよいよ家でも練習を、という段階に達した生徒さんの話。
まず家庭で練習できる前提として、朧げながらも楽譜のシステムが理解でき、不確かながらもリズムと音程が取れるようになっていること、そして理想的な手のフォームのイメージがあること。とはいえ、いざ自力で読譜してレッスンに臨んでみたら「音は正しいけどリズムが無かった」とか「調号を飛ばして不協和音満載になっていた」なんてことは良くあることです。そう、実に良くある!そして弾いている本人も「これで合っているの〜?」という不審な表情でこちらを見てきたり。そんな時は少し助け舟を出してあげるだけで「なんだ!それで変だったんだ!」と腑に落ちてくれるようです。
最初はそんなので大丈夫。
家で自力で練習してきただけでもブラヴォーなんですから。
そんな時期を超えて、次につまづくのが両手演奏では無いでしょうか。
こちらの教室ではレッスンの最初期から左右両手を同等に動かすテキストを使っております。聴き映えのする曲に取り組むのは多少遅れますが、両手演奏への導入は比較的スムーズかなと自負しております。それはさておき「片手だけなら弾けるのに、両手になった途端弾けない」という時はどうしたら良いのでしょうか。
言葉だけで説明するのは簡単では無いのですが、一つのアドバイスとしては「楽譜は絵のように見る」というのがあります。片手だけを一本のラインで見るのではなく、右手の声部と左手の声部がどんな風に寄り添ったり、離れたり、組み合わさっているのかを図形を見るように見ていく。ちょっと専門的になりますがアナリーゼ(楽曲分析)の能力が必要なんですね。こんなことも小さい生徒さんにも理解できるように、優しい言葉で伝えております。
もしご興味ありましたら、どうぞ教室の扉を開けてみてくださいね。