2013.04.14
発表会終了のご報告その2です。
後半は「詩とともに」と銘打って、音楽とともに詩の朗読を披露させていただきました。
何遍かこちらのトピックスには書かせていただいているのですが、音楽と言葉には切るに切れない繋がりあります(楽器の演奏だけしていると気づきにくいのですが)
。
時には言葉のイメージが助けとなって、音楽のイメージがぐんと広がることだってあります。もちろんその逆も。
毎日口にしている言葉、そのエッセンスを集めた詩、詩の世界にふれ、さらにその世界と音楽を結びつけられたら、どんなにか
楽しいだろう!
とは思いついたものの、なにぶん初めての試みで、試行錯誤しながら一年かけて生徒さんとともに構想したステージでした、、、さてさて、その仕上がりは!
「雨」 八木重吉の詩に多田武彦氏が合唱曲をつけたものをピアノ4手に編曲。シンプルな詩にシンプルな音、でもその世界は深い!
「さくら」
茨木のり子氏の深淵な詩を、久石譲・ヴェッキアートの音楽にのせて朗読。
選曲構成は生徒さん。これから桜を見上げるときには、きっとこの詩を想い起こすようになるでしょう。
「初恋」
島崎藤村の詩に、生徒さんがメロディーを作曲。朗読とともに歌をご披露。吟じるだけでも美しいこの詩を、色濃く表現。藤村の詩の新たな魅力を発見です。
「グランド電柱」
宮沢賢治の愉快な詩に、林光氏がつけた愉快な合唱曲を4手に編曲。元気に演奏しました。ささやかな想いではありますが、この元気な音楽が東北まで飛んでいきますように!