2026.05.31
ピアノは本当にあらゆる場面に登場します!
独奏の他にも、室内楽や声楽、合唱の伴奏。協奏曲ではオーケストラと渡り合います。オペラやミュージカルの練習ピアノ、ダンスやバレエの伴奏もピアノです。ポピュラー音楽のバンド、ホテルやレストランのBGM、結婚式、保育士さんや介護士さんも音楽を通して触れ合う時に使うのはピアノです。
ピアノという楽器は万能選手ですね。
そして全国津々浦々でおなじみの “あれ” もピアノでした!
そう、ラジオ体操です。
ピアノに合わせて体操をしますね。
第1体操は服部正さん、第2体操は團伊玖磨さんが作曲されており、厳格なオリジナル楽譜があります。子供の頃からなじみのある音楽なので、聞き流していました。ところがある日たまたま音楽鑑賞用のスピーカーで、ピアノ奏者の技が細部まで忠実に再現されたのが耳に入った瞬間、あまりの素晴らしさに思わず聴き入ってしまいました。
その魅力は
①動きを後押しするような弾き方になっている
②体操の動きがピアノの音を聞いているだけで目に見えるように分かる
と、大きく二つあります。
①動きを後押しするような弾き方になっている
・大きい動きのときは、ゆっくり大きい音で、力が入るように弾く
・回転する前には、絶妙なタイミングで遅く入って準備を促す
・きびきびした動きを作る、きびきびした音色
・十分伸ばすまでしっかり待つ
・深呼吸は低音から高音まで力強く駆け上がって、息を身体の隅々にまで行き渡るように弾く
②体操の動きがピアノの音を聞いているだけで目に見えるように分かる
・ペダルの絶妙な使い方で、腕や背中が伸びる様子が感じられる
・優しい音色だと、動きを緩めている感じがする
・軽やかなスタカートが軽快な足さばきを想像させる
・息を吸う、吐くのニュアンスまで伝わる音の表現力
・前屈の低い音、後ろ反りの高い音で、理想の動きを表現
・腕の重さや、振る勢いまでも感じるような音の重み
更に、第1・第2体操の合間の、「首の運動」などで流れる伴奏も聴きどころ。ピアニストがある程度自由にアレンジ(即興・編曲)して弾いてよいという枠になっているそうで、ジャズ調のテンションコードや、おしゃれなコード進行が使われていて耳が釘づけです。
指導の先生の巧みな声かけも忘れてはいけませんね。「それでは今日一日お元気で。ごっっきげんようーー!!」のパワフルなお声。自然に元気が出てきます。
朝何気なく流れてくるラジオ体操ですが、 こんなに緻密で素晴らしい職人芸で支えられているのだと思うと、深く尊敬の念を抱かずにはいられないわたくしなのでした。
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熊本市・東区健軍ハートピアノ教室
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