2020.02.22
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
毎度、長文の固苦しい内容にも関わらず、多くのアクセスがあり恐縮しています。
ポピュラー曲や合唱の伴奏は自分で楽々弾ける。
クラッシックを綺麗に弾きたい。
自分を表現して人に聴かせられるようになりたい。
ピアノで感動する域に高めて、大人になっても趣味特技として続けていきたい。
そんな目標をもった生徒さんが多くいらっしゃいますので、専門的な内容に触れていきます。
昨日は、クラウディオ ソアレス先生のバッハのフランス組曲セミナーに行きました。
またまた良いお話をたくさん聞けました。
音楽のリズムは自然の中から生まれている。
本能の感性から論理に結びつけて演奏する。
そして何よりも、和音を知ること。
機能和声の役割で音楽表現を譜読みする。
音楽は緊張に支配され、緊張と弛緩のバランスで出来ている。
ヨーロッパの先生は共通して同じことをおしゃるんだと再認識しました。
以前、ピアノの恩師のご厚意で音大卒業後、大学の作曲家の先生のバッハを中心とした和音分析と音楽解釈、和声フレーズと拍節法の勉強会に参加させて頂きました。
8年続いたこの会で多くを学びました。
それまで何となく弾いていましたが、本来は楽譜の隅々までアナリーゼ(分析)するのが、本当の譜読みなんだと気づきました。
トニックとドミナントの関係、9音と非和声音の扱いなど、全ての和音をアナリーゼして、先生方とディスカッションして、バッハの1曲に向き合っていました。
昨日のソアレス先生は、全く同じことをお話されていました。
やはり、もっと和音を考慮して譜読みをしていこうと思いました。
緊張のドミナント(ⅴ度)から弛緩のトニック(Ⅰ度)の解決をちゃんとやる。
これは実は、幼児さんの導入期の最初の教本からお伝えしています。
もちろん難しくなく、お子さんの感覚と感性に訴えて、自然と引き出すんですよ😊。
コンクールなどの講評で、生徒さん達の音楽性を褒められることが多いです。
皆さん幼児期から、表現の核になるドミナントとトニックを感じてもらっていますから。
音楽はメロディーより、和音なのでしょう。
皆さんにお伝え出来るように、和音の勉強を再度深めていきます😊。