2020.02.21
今日はこれから巣鴨にソアレス先生のフランス組曲のセミナーに行きます。
フランス組曲あたりまでは、弾く生徒さんも多いので、しっかり聴いてきます。
この春高校に進学する生徒さんは、ポピュラー音楽も大好きで、軽音部に入りたいそうです。
今一番勉強したいことはポピュラー曲のコード進行ということで、土曜の夜はコード塾になっています😊。
生徒さんはネットで検索したり、楽譜にあるコードネームを見て、独学しています。
ミュージシャンは皆さんは、そうして自分で曲を作ってデビューしてるのでしょう。
本を読んで独学するにしても、用語が分からないと難しいですね。
本を読んで理解するには、クラッシック音楽の楽典の基礎知識が必要なので、まずはそちらの理論から入ってます。
いい機会なので、私もポピュラーのコード理論の本を再度読み直しています。
クラッシックの機能和声もポピュラーのコード進行も要は同じなんですよね。
表記や用語が違うだけで、中身は一緒です。
ポピュラーの場合、9、11、13度のテンションが多用されるけど、Ⅰ度やⅴ度の和音であることに変わりはない。
「分数コード」は転回形の和音ですし、トニックとドミナントの役割も同じ。
クラッシックでは、5度の下方変位の和音は、コードネームだと-5となっている。
ポピュラーのコードネームは覚えておくと分かりやすくて便利ですよ。
コードも算数の九九みたいなものですから、24調の機能和声と一緒に全部覚えて、組み合わせていけばいいんです。
「エモい和音を使えるようになりたい」
そう言ってました。
クラッシックの中にもエモい和音はたくさん出てきます。
そこをいかに見つけて音色をつくるかですね。
ベートーベンのソナタの最初の方に出てくる「ドッペルドミナントのドイツの和音」なんて、とってもエモく感じます。
ポピュラーもクラッシックもいろいろなジャンルの音楽をたくさん勉強しましょうね😊。