2018.05.28
音楽の授業で「ドレミファソラシド」を習いますね。
「ドレミの歌」のおかげで、こどもたちはすぐ覚えてくれます。ただ、#や♭がついた音、黒鍵で弾くような音には名前がありません。無くは無いですがほとんどがそのまま「ド~」とか「シ~」と歌って、「ドシャープ~」とか「シフラット~」とは歌わないんですよね。
ホントは歌ってほしいんですが、早口では歌いづらいです。
楽譜を早く読み取り、瞬時に正確な音を発する、いわゆる「読譜力」「初見力」をつけるには、この階名唱が必須です。(階名とか音名とかいろいろありますが、あまり深く考えないでね(^_^;))それも、声に出す必要があります。集中力と音感も付きます。
それで、困ったのが♯♭で、これを普通に「ドレミ「」で歌ってから弾かせると、間違えちゃったりするのです。
それから、いろいろな調でカデンツを弾かせる時も、言いにくい。(「ファシャープドレ~」とか)
というわけで飯田ピアノ教室ではファ♯を「フィ」、シ♭を「ベ」、ソ♯を「ギ」などと呼ばせています。
クラッシック音楽の専門家ならおわかりでしょうが、ドイツ音名を元にアレンジしました。ファ♯は「フィス」、シ♭は「ベー」、ソ♯は「ギス」なので、言いやすく短くしています。
「♯が4つ以上になると歌いにくい!」
確かに。
そのくらいのレベルになると、あまり階名唱しなくなるかな・・・。その時には別の手段を使います。
ドイツ音名は中級に入ると使いますから、その時期に覚えやすいのでは・・・という理由もあります。