2016.02.08
前回は「ほめる」話を書きましたが…
じゃあ、練習してこない生徒さんもほめる?!どうする?!
もちろん…
練習してこない生徒さん、
前回のレッスンから1度も本開いてない。カバンそのまま…
という生徒さんも、時にはいらっしゃいます。
もちろん…と言っていてはいけない事で、
どう練習する気にさせるかが、私の課題なんですが。
練習してこなかった事はほめません。
言い分がある時は聞きます。
たいてい「忙しくて時間がない」んですね。
「おじいちゃんのとこ行ってた。おじいちゃん家にピアノは持って行けないから。」
「遠足に行ってたから。」
…何日行ってたんですか~?
「ママが忙しかったから。」
…忙しかったのはママですか~?
なんて、かわいくて笑える時もあるんですが、
‘練習してない’‘弾けない’事は、生徒さん自身が一番よくわかってます。
こういう時は、レッスンに行きたくなかったり、気が重くて
もうしんどいからやめようか…なんて思うかもしれません。
でも、サボったりやめたりせず、レッスンに来るという事はえらいと思います。
ピアノは好き、習っていたいという気持ちはあるんだと思います。
怒りませんよ。
「なるほど。じゃあ、ここで30分一緒に練習しよう!」
一緒に練習します。
30分のレッスンに集中できる子は、ピアノに興味もあるし、
‘練習しなきゃ’という気持ちも能力もあるけど、
他に、遊びたい、テレビ見たい、めんどくさい…など
誘惑があってできないんでしょうね…。
一緒に練習すると、たとえ数小節でも弾けるようになります。
「今○回弾いただけで、こんなに弾けるようになったね。」とがんばりを認め、
「おうちでも毎日○回練習したら、もっと弾けるようになるよ。」と伝えます。
ちょっと出来た → ちょっとおもしろい!と思ってくれて、
「家帰って練習しよ~っと♪」なんて
メロディを口ずさみながら帰ってくれたりしたら、ヤッタ~!ですが、
そううまくいかない事もあります。
「練習しよ~っと♪」の気持ちを1週間保ち続けてもらうのも難しいです…。
やはり、レッスンは週1回。あとの1週間は、おうちでの自分での練習。
自分で練習する習慣がつくまでは、
おうちの方に、毎日練習できるよう声かけしていただけるのは
ありがたいと思います。