2017.11.02
「一日何分くらい練習したらいいですか?
毎日したほうがいいですか?」
よくある質問です。
今週もお尋ね頂きました。
その方その方によって、生活リズムも、目指すところも、
進度も曲数も違いますし、
時間、量より、質、内容…というところもあり、
一言で○分と言うのは難しく、
質問されたら、その都度、
その方に合わせた練習時間を提案させて頂いております。
が、気になっておられる方がたくさんいらっしゃると思うので、
一例として…、
私が子どものころ、先生に言われていた、毎日の理想の練習時間を書いてみますね。
「理想の」ですよ…。
①習い始め年中 : 5~10分
バイエル上巻で、
片手でドレドレ…とやっていたころです。
②年長~小1 : 15分
バイエル中頃。
③小学低学年 : 30分
バイエル後半~ブルクミュラー
教本は3冊。
練習には波もムラもあり、
練習しない事多発。
優しい先生に譜読みから手伝ってもらえたので
なんとかやめずに続いてました。
④小学高学年 : 60分
ツェルニ-、ソナチネを弾くころです。
教本は3~4冊。
この頃も、やれと言われたって、60分もしませんでした。
練習してなくても優しく教えてくれる先生に 救われてました。
⑤中学~高校生 : 毎日2時間以上!!
引越先で家がご近所だった
というきっかけで
音大の先生について、
重箱の隅をつつくような厳しいレッスンを
受けていました。
練習出来ていないのはすぐバレて、
何度も破門されそうになりましたが、
先生が怖くて…、でも先生のようにカッコよく弾けるようになりたくて、
2時間頑張っていました。
ピアノのために、部活(吹奏楽部)をサボる事もありました。
⑥短大生 : 2~3時間
自分のレッスンの他に
合唱団のピア伴をしていたので必死でした。大小…演奏会だらけ。
(ピア伴できるまでになれたのは、⑤の先生のおかげです。)
合唱の関係で、声楽家の先生に習っていました。
保育科のピアノは楽勝でした。
暇さえあれば、学校の練習棟にこもっていました。
たぶん一番練習しました。自分の意志で!
その後、社会人(保育士)になってからは、
色々な方との出会いから、
大手教室、宝塚受験生を教える先生の教室、
グレード受験のための教室…などなど、
色々な先生に習い、練習時間も様々です…。
↑ 趣味で細々、長々と続けてきた私の例です。
音大出身の先生方は、こんなの比べものにならないくらい…、
も~っ~と、ものすご~く練習されています。
⑤~⑥の時期があったから、
なんとか講師グレードがとれたのかな…と思います。
その前に…、
①~④の時期に、
「練習しないならやめなさい!」なんて言わずに見守ってくれた
優しい先生と両親のおかげで、
やめることなく、今まで続けられたと思います。
練習は、まとめて一日でドバッとするより、
少しでもいいので毎日したほうがいいです。
スポーツのトレーニング、お勉強の積み重ねと一緒ですね。
それから、サラッと流さず、ポイントを確認して練習する。
長々と書いてしまいました…。
お読み頂きありがとうございます。m(_ _)m