2017.11.03
今週、もうひとつあった質問です。
習い始めの頃は、宿題の新曲も、1週間練習したら合格できたのに、
曲が難しく長くなってきたら、合格までに3~4週かかるようになった。
それでいい、あたりまえ、普通、そのくらい時間が必要…ということは
何度も言われているので、充分わかっているけれど、
練習時間を増やしたら、1週間で合格できるだろうか?
テレビ見てる暇があったら、練習時間増やすべき?
という内容です。
小学低学年のこの生徒さん。
毎日タイマーで測って30分しっかり練習しているというのに、
まだ頑張ろか~!!って、
も~、前向きで感心しちゃいます。
本人が苦でないなら、練習は、やりたいだけやったらいいです。
ただし、やみくもに時間だけ増やすのでなく
ポイントを押さえて練習しましょうね。
でも、○ちゃんは、現在は、今の練習で充分足りています。
いつも1週間で最後まで譜読みしてくるので感心しています。
短期間で焦って突っ走るのでなく、習得に必要なかけるべき時間…もありますからね。
習い始めの頃は、新曲も、レッスンで一緒に譜読みして、
一通り弾けるようにしてから宿題にしますので、
言われたとうりに気をつけて練習すれば、
1週間で合格できます。
でもレベルアップしてくれば、
新曲は宿題に出す時に一度見本でお聴かせしますが、
譜読みは1週間かけて自分でしてきて頂きます。
次のレッスンで、わからなかったところや間違いをお教えしますし、
確実に弾けていたら、次は、表現、曲づくりに入っていきます。
そして、もう1週間弾き込んで頂くので、
教える側としては、最低2週間は弾いてほしいのです。
じゃ、新曲を渡す時に、仕上げまで全部お教えして渡したらいいのかというと、
それでは、自分で考えて弾く力が育ちませんし、
初めて聴いた曲で、そこまで覚えきれませんよね。
それからフォームや指の形、使い方、タッチ、音色、響き……、
1曲弾く中で、身につけて頂きたいことは沢山ありますから、
やはり、時間は必要ですね。
すぐに結果が出ないと焦る気持ちはわかりますが、
ゆっくり丁寧に弾いていきましょうね。
キーボード、電子ピアノの生徒さんは、
生ピアノの弦の響きと、電子音の違いで、
家では上手く弾けてると思ってたのに、
ピアノで弾いたら上手くいかない…と戸惑われることもあります。
家でも、生ピアノと同じくらいの音量で、
できるだけピアノに近い状況で練習できるといいですね。
キーボードの方は、ピアノと同じ高さでイスに座って弾くようにしましょう。
正座したり、ベビーチェアですと、
フォームがうまくいきませんよ~。
今日も長々と書いてしまいました。
お読み頂きありがとうございます。m(_ _)m