2014.11.12
発表会後、用事があってメールをやり取りした生徒のお母さんのメールの中に、こんな一文がありました。
『限られた時間での発表会でしたが、今出来る最大限の演奏だったと本人が思っていればこれから色々な事に活かせていけると思います』
現代っ子は、ほんとーに!忙しいです。
こんな事を言った子がいて、笑ってしまいましたが…
「険しい夏休みだった」と。
私が定めた目標やおうちの方々が納得のいくところまで、作り上げていく事を目的にしてしまうと、なかなか進まない上に無理がたたって、音楽の良い部分を味わうことを忘れて苦しくなってしまいます。
あるお母さんが、私に以前こんなことを言ってくれたこともあります。
「先生は、別にピアノを弾くことだけを教えたいわけではないでしょう」と。
練習することを訴え続けたり、出来ない部分を指摘することは簡単ですが、そうではない部分を感じ取っていただける方々に囲まれて私の教室は、成っているのだな…と思うのです。