2013.12.11
発表会の曲目を見ると、
あ~こんな曲、昔は弾かせてあげられなかったな。
とか
この曲をこの歳の子には弾かせられなかったな。
と、改めて教室も成長できているのかな・・・と思います。
たとえば。
今年の発表会では、小3の子がメンデルスゾーンの無言歌集op.53-3(プレストアジタート)を弾きました。
本当に、よく頑張ったと思います。
もちろん、世の中にはそんなこと当たり前に出来てしまうスーパー小学生もいますし、歳のわりに難しい曲が弾けることばかりを良しとしているわけではありませんが。
それでも簡単なことではないと思っています。
本人の「挑戦してみたい!」を応援してあげたかったのと、荒療治ではありますが自分にとって必要な基本の大切さや難易度ばかりがピアノを弾くことの凄さではないことに気付きを持ってもらえたらという願いもありました。
この子のお母さんの「自分で決めたことやり抜こう!」という揺らがぬ気持ちに援護され目標達成が叶ったと思っています。
発表会が終わってから、新しい曲を練習していますが明らかに進度が速くなっているのを見たお母さんが一言。
「一応、成長できているんだね。」
ズルッ
発表会で、あれだけ立派に弾ききってきたのに「一応」だなんて(^_^;)
毎日、近くで見ているとそんなものなのですね。
でも、やってきた分の気持ちの充実と得られた力には本人も自覚があります。
淡々と受け止め、次へ気持ちの切り替えが出来ています。