2026.06.03
何かに挑戦するには、勇気が必要です。
私の教室でも「憧れの曲を弾けるようになりたい!」 「コンクールに挑戦したい!」
そんな希望に胸を膨らませ、意欲的に練習を始める生徒たちがいます。
ところが、思うように弾けないことや、自分の課題に直面した途端「もうピアノを辞めたい」 「やっぱり自分には無理」と、気持ちが大きく揺れ動くことがあります。
これほど苦しい思いをするのなら、最初から挑戦しない方が良いのではないか——。
そんなふうに感じることもあるでしょう。
確かに、失敗を避ける最も確実な方法は、何もしないことかもしれません。
けれど私は、こうした瞬間こそが大切な成長の機会だと考えています。
なぜ苦しくなったのか。 何が思うようにいかなかったのか。 今できることは何か。
生徒たちと一緒に立ち止まり、考え、整理していきます。
挑戦には、時に悔しさや不安という「代償」が伴います。
しかし、その経験を乗り越えた先には、自分を信じる力や、壁にぶつかっても立ち上がる力、そして再びチャレンジしようとする力という大きな「恩恵」が待っています。
だから私は、生徒たちが挑戦の中で感じる葛藤を単なるつまずきではなく、心を育てるための大切なプロセスとして見守りたいと思っています。