2013.04.03
小5のNちゃんは、2年前にピアノを習い始め
早く音符が読めるようになりたい!
早く憧れの曲が弾けるようになりたい!
学校で伴奏ができるようになりたい!
・・・・・と、山盛りの抱負をいだいて毎週のレッスンを心待ちにしてくれています。
いつも会うと挨拶もそこそこに、テキパキとピアノに向かう。
私 「Nちゃん、今日の服すごく可愛いね~」
Nちゃん 「うん・・・」(全然そんなことどうでもいい感じ。早く始めたいのでイライラ)
私 「今週は、ピアノの練習どんな感じだった?」
Nちゃん 「(楽譜を指さして)ここがぜ~んぜんダメ!こっちの曲は、まぁまぁかな。あーやっぱダメかも。」(かなり高いテンションで一人話し続ける)
私 「・・・・・・・」(面白いのでしばらく見ている)
ややしてレッスンが始まるのですが、ここからがNちゃんの凄いところ。
早く進みたいので、一回の演奏にかける集中力がスゴイ!!!
私がアドバイスをしようとすると、それを遮って
ダメだった部分をなんとしてでも自力で弾こうとトライをするのですが、行き詰った様子を見て方法を伝授すると、また物凄い勢いで弾きはじめる。
「そのポイントがスムーズに弾けるように練習しておいてね。」と言うと
Nちゃん「えーーーーーっ!!!まだ弾きたい」
私 「ノートもしたいんだけどな~」
Nちゃん「やるやる!」
とにかく学ぶ気満々なのです。
終わりの時間になると
「早いー短いー」
と、めちゃくちゃ非難されるのであります。
大丈夫、とてもしっかり前進しているから。
慌てることはない。一つ一つ自分のモノにしていけばよいのだから。