2013.04.02
なんとなくつけていたテレビから悲愴ソナタ第2楽章の優美な調べが流れてきたのでテレビに集中すると、オーランド・ブルームのアップから徐々にカメラが引いていき手元にはたこ焼きという、絶妙なアンバランス感が面白い清涼飲料水のCM。
ちょうど悲愴をレッスンしている今春、中学生になるHちゃんと「あのCM見た~?」と、盛り上がっていました。
Hちゃんとは、このCMを見る以前から曲をレッスンするにあたりベートーヴェンの苦悩の人生について話をしていたので、本当におかしかったです。
敷居が高い・・・と思われがちなクラシックも自分が関わってみると意外と身近に存在していて親しみを感じられるものですよね。
本当に本当に素晴らしい曲がたくさんあります。
ピアノを習うということは、自分のこれまで知らずにいた世界を知るきっかけであったり、その音楽の一体なにが良いのか味わえる機会であったり、ピアノのために作られた作品だからこそ引き出すことのできるピアノの力との出会いであったり・・・・
形として残るものではないけれど感じ取る感覚を磨いて手に入れた感性は何にも代え難い自分の財産だと私は思っています。