2015.04.23
いつもニコニコのゆーちゃん(小5)
ソナチネを弾いてます。
そういえばゆーちゃん、
ソナチネはむずかしくない?
「ちょっと難しいけど、まあまあです!」
うまくなってるんだけど、前より練習するようになったよね?
「はい!」
前よりむずかしくなってイヤだなーって思わなかった?
「うーん…ソナチネのほうがむずかしいけど、
いい曲だから弾きたいなって思ったんです」
そうなの。それはよかった!がんばっていこうね!
「はい!」
ソナチネをむずかしく感じて、進みが停滞することってよくあります。
でも、ソナチネはピアノ曲の基本と言ってもいいくらいだから、
これは避けられない、と言うか、こなしてほしい・・・
ソナチネを普通に弾けるようになると、
学校での伴奏や、初等教育課程に進学した時に有効だし、
なによりその後のソナタ、ロマン派と幅が広がっていけるからです。
さて、
このゆーちゃんだけじゃなく、ソナチネまではのんびりしてたけど、
その後からぐんぐん伸びていく生徒さんがちらほらいます。
前よりむずかしいはずなのになぜ練習熱心になったの?と素朴な疑問でしたが、
みんなの答えは同じ、「今の曲のほうが好きだから!」
お好みはあって当然ですが、
逆に言えばここまであんまり好きじゃなかったわけで、
だからやる気がもひとつだったのかぁと納得でもありますが、
それでもがんばってソナチネまで来ないといろんな名曲も弾けないわけで・・・
高校生になったもーちゃんもそのタイプ。
小3からレッスン開始と遅めでしたが、中学生あたりからどんどん急上昇。
「やっぱりショパンが好きで…難しくても弾きたくなるから大変じゃないんです」
譜読みも表現も右肩あがりに伸びてます。
曲が育ててくれるって、本当にありますよね♬
そういえば私も子どもの頃、宿題でやった曲の中で特に好きな曲は何度も弾いてました。
なんてきれいでいい曲だろう・・・!と子どもながらに感動してましたね。
バイエル60番のカノンや、バッハの小品なんかもよかった。
大きくなってからは全音ピースをいっぱい買って勝手に弾いてたっけ。
そしてベートーヴェンの悲愴やテンペストソナタ、ブラームスのラプソディー、
ひいてはショパンのポロネーズ、スケルツォ、バラード、ソナタ、
リストやラヴェルと広がっていきました。
曲との出会いは大きいですよね。
発表会やコンクールで、あなたと曲の運命の出会いがあるように、
先生は選曲をがんばりますよ♪