2021.03.15
いつの間にか3月も半ば。
今年は春の到来が早いですね。
このまえ小さな生徒さんが、
ちょっと早いテンポで弾いてきたことがありました。
あらら…早くてリズムが正確じゃない…
音符の間違いは誰もがまちがいと思うのですが、
リズムの間違い、スラーの間違い、休符、指使い・・・
それらのミスは自覚しないことも多いようですね。
また、
この曲は速い曲だから早く弾く、その認識は間違っていないけれど
今の段階で速く弾くのが正解か?といえばそうじゃなかったりする。
お子さんが早く弾いてみたくて早く弾いちゃう場合もあれば、
もっと早く弾いたら?とお母さんがアドバイスすることもあるでしょうが、
そこはやはり、順当な道筋と言うものを忘れないようにしないと・・・
最近はピアノの動画も流行っているから、
今弾いている曲を動画で見せることもあるかもしれませんね。
でも、ここで注意が必要。
動画が必ずしも正解とは限りませんよ。
そして、
今のあなたの状態で、何が必要か?
つまり、
その生徒さんの段階や状態によって、アドバイスや指導は変わってくるのです。
コンクールの課題曲、同じ曲を何人かが選ぶことはよくありますね。
では、
同じ曲だから同じことを教えているかと言ったら?
必ずしも同じではないかもしれませんよ。
たとえば
AちゃんとBちゃんの指の状態は同じくないし、
つっかえるところもちがえば、表現の中身もちがうわけです。
先生は、いま、あなたに必要なことを教えていますよ。
あなたの実力の土台に必要なことを、定着するまでじっくり教えていきますよ。
レッスン中に先生は
「何かわからないことある?」と訊いています。
もしよくわからないようなことがあったら遠慮せずに質問してね。
個人レッスンなんだから誰にも遠慮はいりませんよ。
いいレッスンにしましょうね♬