2021.02.18
今朝は冬景色ですね。
今年の雪は降っても溶けるので助かります。
さて、想像力。
ピアノを弾く時、
その曲のイメージというものを漠然と感じながら弾きませんか?
なんとなく悲しそう、なんとなく楽しそう…
そんな感じ、ありますよね。
悲しそうなら元気よく弾かない。
楽しそうなら明るく弾んで弾く___それでOK。
もちろん、
もっと進んで来たらさらに深堀りしていきますが、当面はそんな感じで十分。
想像力、それは指導する先生にはもっと必要です。
____この子は何が苦手で弾けないんだろう?
何が足りない状態なんだろう?
これが教えていく原点です。
以前、引き継いだ生徒さんがなぜか妙なミスが多くて不思議だったんですが、
ピアノ歴3年とのことなのでまさかとは思いましたが、
確かめたら音符の長さをよくわかってなかったということがありました。
要するに、
四分音符は1こ、二分音符は2こ伸ばすということがわからないままだったんですね。
引き継ぐとき、
ドレミがよく読めていないことが多いのでそこは必ずチェックしますが
音の長さを知らないというのは想像してなかったので・・・
ですが
教えればわかることですからそれは解決できますが、
私がそれに気づくまでに数か月かかったというわけです。
ソルフェージュするときになぜ気がつかなかったのかと思いますけれど、
なんとなくわかるようなわからないような、という状態だったらしく、
本人も、音の長さを理解してないことに気づいてなかったようで。
といったように、
教えることは、生徒さんが何を苦手としているかに気づき、
それを教え、使えるようにしてあげるサポートをすることです。
この子はなぜこの曲で進みが遅くなったのか?
この子はなぜいつもここでつっかえるのか?
この子はなぜ・・・・・・・・?
なぜ?には理由がありますよね。
それを子ども自身もはっきり自覚してないことは多い。
そこを解明していくことが指導の要素には欠かせません。
ひとりずつのレッスンだからこそ気づけるいろんなこと、
レッスンするのは手ごたえあって本当に楽しいものですよ♬