2021.01.09
私自身が生徒だった時を振り返って、
当時ならっていた先生方の影響を下地にして、
こうすると弾けるようになるよ、
こうするともっと早くうまくなるよ、
こういう練習をすると効果があるよ、
などといったことを
私の中でミックスしながらそれを表出させていくこと、
それが今の指導につながっています。
基礎力の強化やムダのない進めかたを検証しているのは、
子ども時代に習ったピアノが無効にならないため、かな?
将来的にピアノが役に立てるように、そして憧れの曲を弾けるように。
みなさんCDなど聴いて、
自分もこの曲が弾けたらいいなぁと思ったことがありますでしょう?
私も子どもの頃にありましたよ。
エリーゼのために、が弾けたらいいなぁ。
子犬のワルツが弾けるようになりたいなぁ。
幻想即興曲を弾けたらどんな気持ちだろう。
英雄ポロネーズってすごい!私もあんなふうに弾きたい。。。
先生も子どもの頃、そう思っていましたよ。だからみんなの気持ちがわかる。
今、子犬も幻想も英雄も、発表会で中高生が弾いていますね。
これは、
基礎をしっかり身に着けて憧れの曲が弾けるようにレッスンを重ねてきたから。
あんなふうになってほしくて、その夢が叶うように、
そのためにはどうしたらいいか、を指導に組み込んで教えています。
もちろん、エリーゼのためにはたくさんの小学生が弾いていますから
基礎と合理性のある進度の効果を実感できる方も多いと思います。
私自身が遠回りしたこと、私自身が苦労したことを、
それをどうやったら回避して順調に伸ばしていけるか?
こういった工夫はなかなか楽しく、手ごたえもありますね。
生徒さんたち、習ったことをしっかりやってね!
習ってないことはできなくていいの。
でも習ったことをマスターめざそうね♬
娘を実験台にして色々びっくりしたことも多かったです。
私はこれを中学生で弾いたけど、こうやったら小学生で弾けるのか、とか、
これは音大に入ってから知ったけど、子どもでも体得できるんだ、とか、
昔からのこの教材は悪くないけどロスが多い、とか。
色々気づくことがあるたびに指導内容を増やしたり変えたり。
生徒の手指の条件に合わせて教材を変えるのはかなり有効なので
色んなテキストを検討して、その子に最適を求めながらレッスンしています。
これ、結構ドンピシャ当たるので生徒さんも私も楽しさが増えますよ。
ピアノは個人レッスンだから、その子に応じた内容を教えることが何より大事。
本当にいろんなタイプの生徒さんがいるので、
それぞれにカスタマイズするとけっこううまくいくのです。
そういえば最近、好きな曲を弾きたいと持ってくる生徒さんの多いこと!
ある程度進んだ場合はどんどんそれを奨励しています。
ピアノを楽しめること、それが先生の願いです♪