2021.01.08
私が生徒だった頃を振り返りますと、
なんというか
漫然と弾いていたなぁというのがつくづく…
指導するようになってから、
もっとこうしたほうがいいんじゃない?
これはなくてもいいんじゃない?と感じることが
いろいろ出てきました。
そこで教材の使い方や選択をして、
一番短距離で弾けるようになるにはどうしたらいいか?
上達するのに支障なく進めていくにはどうしたらいいか?と
考えながらレッスンしてきました。
もちろん、
これは外せない・これは見逃せない、ということは死守。
さらに、
生徒たちが将来、保育士や幼稚園、学校の先生になりたいと思ったときに
そのとき必要となるピアノが、しっかり実力として根付いているようにしてあげなければ。
そこまでしないとせっかく習ったことがムダになってしまうし、
いざというときに使えるピアノ、となる実力をつけてあげなければとも思い、
しっかりした基礎力をつけ、
さらにそれを使いこなしていくことで、学校での伴奏やその上の演奏ができるように、
モーツァルトもベートーヴェンもショパンもドビュシーも楽しめるようにと、
そういった指針で指導するようになりました。
指はこうするといいよ、こういう使い方をすると動くようになるよ。
指使い、本とは違うけどあなたはこういう指使いをしても弾けるよ。
手首をこんな風にしてね。そしたら表現が広がるよ。
この曲を弾きたいの?それならその前にこういう曲を練習するといいよ。。。
教えることはとても楽しくて、
自分で考えた工夫ややり方を教えて
それがうまくいく手ごたえがあるとまた嬉しくなってさらに次のステップを教えて・・・
何かを教えるには指導力が絶対大事です。
ピアノの場合、
先生は指導力と演奏力の両方を持ち合わせたほうが断然いいです。
時々若い先生方に訊かれますが、
演奏力と指導力はぜんぜんちがうものなんですよ。
演奏力があっても指導がうまいとは限らないし、
指導力があってもピアノの演奏がうまいとは限らない。
両方あるのが理想ですが、
生徒さんたちから求められているのは、指導力の強化と思います。
自分自身が習った経験と、現場で考え工夫していく学びをうまくミックスして
わかりやすくムダなく育てようと奮闘していますので、
生徒さんたちはどうぞ習ったことをマスターする、それだけをがんばってね♬