2019.09.04
発表会に向けて、
ほとんどの生徒さんが暗譜完了しています。
発表会の曲は、小学生のうちは宿題の曲と並行するようにしています。
小学生の段階は、
いろんな曲を弾くのも大事だし、何よりテキストの進度を止めないほうがいいのです。
小学生の時期は伸び盛り。
1曲のために他をストップするのはもったいない!
また、
発表会だからと、特に難しい曲を与えることもしていません。
選曲は、
この子にとって学びがあるもの、獲得できる要素があるものを選んでおり、
普段のレッスンでは教えきれないレベルまで行こうという考えです。
中高生になると視点がちがって、
基礎的なことは習得済みだから、それなりの作品をじっくり仕上げていくスタイルで、
選曲もほぼ本人任せ。
やりたい曲を弾かせたいですしね。
でも、
そうなると心配なのが暗譜。
長くむずかしい曲を弾く中高生たち、
部活も勉強もあって、毎日忙しい生活。
ピアノばかり弾いてるわけには行きませんものね。
暗譜だけは、先生が手伝ってあげられないから本当に心配。。。
それを言ったら、
ちいさな子だって暗譜を忘れることもあるのだから、
とにかく発表会はそれが一番気がかりです。
___いい?こういう練習を必ずやって、こっちも忘れずちゃんとやるのよ。
こういうテンポで仕上げたいから、練習はこんな風に。
そうそう、ここはこういう練習も必要だから面倒がらずにね。
小学生以下、暗譜ができてるからこその心配もあります。
それは、油断。
安心しきっていると暗譜は忘れますよ。
流した練習をしていると暗譜は忘れていきますよ。
レッスンなどで暗譜を忘れると、結構ショックでしょ?
でもね。
今のうちに、そういうヒヤッとした思いをしておくと真剣みが増すから大丈夫。
いい状態で演奏できるように、レッスンで言われたことをしっかり練習しましょうね♬
・・・というところに来て、中学生たちが持ってくるのは学校の合唱伴奏。
とにかく今年は、どの生徒もそろいもそろってむずかしい伴奏ばかり!
なんでこんなに難しいのを選んだの?と言っても仕方ない。
伴奏のやりにくいところは、
メロディーがほぼ出てこない=覚えにくい。
リズムが独特で慣れるまで大変=譜読みに時間がかかる。
とにかく長い=10ページなんて当たり前。
部活も勉強もあるのに、かわいそうなほど苦労してる。
不協和音なんて当たり前、だから耳が引っかかるし本当に大変。
じゃあね、ここのリズムは先生が弾いたリズムを覚えて帰るのよ。わかった?
でね、ここの弾き方は左右の手をこんな風に使うの。慣れれば簡単だからね。
_____みんな忙しいけど、がんばってね!