665. はた迷惑な微罪/サティ
2014.04.14
(昨日に続く)サティの楽譜には、音楽的な発想標語でも、歌詞でもない言葉が添えられている物があります。グノシエンヌでは「自分自信を頼みにして」「ちょっとした親密さをもって」「先見の明を身につける」をはじめ「舌の上で」なんて、意味不明なものも。子供用ピアノ曲集には少し長く、詩のような言葉が書かれていますが、これも歌詞ではなく、ピアノの音色をバックに朗読するような物でもありません。発表会で時折り選曲させてもらう「輪まわしあそび」は、題名のように輪回しをして遊ぶ雰囲気がありますが「そんなことはやっちゃだめ~ぜったいにやっちゃだめよ、だれかにやれって、いわれたのならべつだけど」とあり、子供が遊びながら、よからぬ事を考える様子を言葉にしたようです。もとの題名は、はた迷惑な微罪第3番「輪まわしの輪を、こっちのものとするために、彼の足の魚の目を利用する」という長いもので、お笑い芸人でも思いつかないようなユニークさであり、想像力をかき立てます。サティって、何と楽しい人なの~(でも紙一重?)