664. ゆっくりと苦しみをもって
2014.04.13
春がすみ、そして黄砂とpm2.5のおかげで、空も心もどんより。ぼぅーっとしている時は、ぼぅーっとした曲を聴くほうが、やる気が出るかも知れない。サティ「ジムノペディ」は、こんな季節のアイテムかも。ジムノペディの意味は、古代ギリシャの、神をたたえる祭りに由来し、その祭りでは激しい踊りが行われるそうだ:ジム(裸の)ノペディ(子供)が踊る。天才奇才のサティは、その雰囲気の絵が描かれた壺を眺め、何故だかこんなに静かな曲を作ってしまった(どこ見てんの?)・・3拍子だが、ワルツと逆で1拍目が弱い「たんターン」の伴奏が、気だるい雰囲気を出している。精神安定、血圧も安定するとかで、病院でもよく使われるBGMの元祖的であり定番曲。そして作業効率に、勉強にも効くと言われる万能さは凄い。こんなオールマイティーで、人の為になる曲を、弾き手は苦しんで演奏しなければならない。何故なら、ジムノペディ第1番は「ゆっくりと苦しみをもって」と曲頭に表示しているから。ちなみに第2番「ゆっくりと悲しみをもって」第3番「ゆっくりと重々しく」…ドリンク剤でも飲まねば、参ってしまいそうだ。