2016.11.24
私、今 ゴジラになってます。火を噴きそうです。細かく書くと問題になりますので・・・黙ってます。こんなにもグレーなお話ってあるのね、いえいえ まっ黒かも。あぁ、でも心を平静に戻さなくちゃ。思い立って冷たい風の吹く中、お散歩に出ました。枯れ葉が風に舞い、なかなかの寒さです。何となく物憂げな風景を感じながら歩を進めます。いよいよ木枯らしの季節ですね。「木枯らし」私にはこのショパンのエチュードop.25-No.11には特別な想いがあります。音大生時代からずっとイメージがあったんです。コンサートで聴く巨匠の演奏は好きになれませんでした。いろんな「木枯らし」聴きましたがみんな騒々しい「大嵐」なんです。秋が終わり、冬への入り口、陽の入りも早くなってきて何となく淋し気な公園や 街路樹の下を冷たくなってきた風が枯れ葉を舞い上げる風景の色彩を感じる音色が 私の「木枯らし」なんです。師匠にそんな話をしたこともありました。自分では表現できないし… ずっと探していた 風の小さなきらめきを感じられる音・枯れ葉が淋しく舞うような演奏… 音大を卒業して25年、2010年の夏まっ盛りのコンサート会場で やっと出逢えた私の「木枯らし」♪ もう一度聴きたいナ。私のイメージ通りの木枯らし聴けたら きっと心も穏やかになるね。大嵐はイヤ❢ ショパン・エチュード全曲のプログラムもチャレンジしたいとおっしゃっていらしたピアニスト殿、いつかまた 私の「木枯らし」に逢えると信じています。お散歩しながら ふとそんなことを想い 足もとへ飛んできた枯れ葉を見つめました。生徒さんたちが弾く曲の中にも 木枯らしに舞う枯れ葉をイメージした曲があります。いろんな風景を思い浮かべてディスカッションしながら メロディーを表現してゆきましょう。私が心穏やかでなければ・・・ もう次へとレッスンは動いているのですから☆彡(^ー^* )フフ♪、やっぱり私を癒してくれるのは あの美しい音色だけです。❤
22日、電気文化会館 ザ・コンサートホールへ ノルウェーのピアニスト レイフ・オヴェ・アンスネスのリサイタルを聴きに行ってきました。大好きなドビュッシー「版画」やショパンのバラード、特に前半のシベリウスのピアノ曲には 北欧の風景が思い浮かぶような美しさがあり、すごく心が惹き込まれました。シベリウスは「樹の組曲」の中の【樅の木】が大好きで… 街中のクリスマス・イルミネーションを見ると この曲のメロディーが浮かびます。ちょっとポピュラーっぽくて 恋人たちの静かなクリスマスをイメージさせる曲です。この曲はプログラムには無く、ザンネンでした。シベリウスのピアノ曲、ピアニスト殿にリクエストしてみましょう。キラキラと舞うダイヤモンドダストのような音色を きっと素敵に表現してくださることでしょう✨ アンスネス氏、とてもお優しい面差しで いつまでもお傍でお話ししていたいような 暖かなオーラを感じました。(*^。^*)