2017.03.22
いわきアリオス音楽小ホールで、世界的に有名な吉野直子さんによるハープコンサートが開催されました。
今回使用されたハープは、いわきアリオス所蔵の楽器です。この楽器は、吉野直子さんが自ら選んでくださったハープで、ご自身がお持ちのハープとまったく同じものだそうです。
全体にベージュ色で、彫刻がほどこされ、気品に満ちた素敵な楽器でした。
~プログラム~
カノン J.パッヘルベル
シャコンヌ J.S.バッハ
「子供の時間」組曲 M.グランジャニー
黙想 H.ルニエ
朝に M.トゥルニエ
「カノン」の聴きなれたメロディーは、とても心地よい響きで、「シャコンヌ」は、ハープ用にアレンジされ、ピアノやヴァイオリンで演奏されるイメージとは一味違い、新鮮でした。
「子供の時間」「黙想」「朝に」は、ハープの可能性を追求しテクニックに溢れていて、私も演奏に引き込まれ圧倒されてしまいました。吉野さんの、優雅でありながら緻密で素晴らしい音楽性には、脱帽です。
演奏のあと楽器を移動し、ペダルも見せて頂き、使用方法も説明してくださいました。ペダルは、ピアノとは違い、半音を調整するものだそうです。
そして、アンコールに、ドビュッシー作曲の「亜麻色の乙女」を演奏し、会場は大拍手に包まれました。
幸福度100%、心があたたまり幸せな気持ちに包まれたひとときでした。