2021.06.27
ピアノは脳に良い影響を与える
ピアノは脳全体を使う?
音楽トレーニングは、脳に良い影響を与えるということを書かせて頂いてますが、これまでの研究は楽器全体のものでした。
フルートやクラリネットなどの木管楽器
トランペットやホルンなどの金管楽器
バイオリンやチェロなどの弦楽器
マリンバや大太鼓などの打楽器
ギターやベース 様々な楽器があります。
その中でピアノは、圧倒的に子どもさんの習い事としてはポピュラーです。
脳科学的には、他の楽器と何が違うか?
科学的に証明された研究を紹介していきます。
ピアノレッスンでは、まず楽譜を読み片手ずつ
の練習そしていよいよ両手で弾いていきます。
全くピアノを弾いたことのない人は、小さい子が両手で弾いている姿に感心、感動さえ覚えるのではないでしょうか?ピアノを弾くって日常生活にはない特別な作業ではありますが実は
きちんとステップを踏んでいけば誰でもできることなんです。
そしてその結果、音楽を楽しむという最高の喜びだけでなく、脳への良い影響も手に入れることができるのです。
ピアノを弾くという行為は、高度で多種多様な能力を必要とします。
音を読み、指の動きに変換し、それを両手で行い正しく音に反映されているか確認します。
視覚、読解力、計画力、運動機能、聴覚機能
つまり、脳全体を活用するのです。
この動作を練習で繰り返すことで、心にはご褒美機能が働き、脳には脳内神経ネットワークを構築することになるのです。
音楽家の聴覚野は、高性能にできていて音楽だけでなく言葉の処理にも優れています。
2つの大脳半球をつなぐ橋である脳梁は、大きくて太いです。手の機能も高性能です。
手の動きを司る脳の部分は、一般人より大きく、繊細な動きに対応することができます。
音楽の訓練を受けた子どもや、青年達は学業成績が良いことが多くIQテストや記憶力テストも同様です。
また音楽創造は、痴ほう症予防になり、脳の高齢化も遅らせる働きもあります。
ピアノで脳全体を働かせましょう!