2023.10.02
時々「家で全然練習しないんですよ」とおっしゃる保護者様がいます。
生徒さんにとっては、次のレッスンまでの1〜2週間は、あっという間に過ぎてしまうので「そんな時もありますから大丈夫ですよ」とお話しし「練習出来なかった時は、お母様からでなくて本人に言わせてくださいね。
怒ったりはしませんし、レッスン内で一緒に練習するので、心配しないでくださいね」と説明しています。
そして、練習不足についてあれこれ説明してくれる生徒さんにも「どうして練習しなかったの?」とは決して言わないようにしています。生徒さんが《練習しない理由》は《子どもなりにいろいろある》はずだからです。
生徒さんから「勉強が忙しくてピアノ出来なかった!」と言う時も、過去に戻って練習出来るわけではありませんから「どうして?」と聞く方が愚問でしょう。
だから「OK!じゃあレッスンで頑張って弾こうね!」と答えて、生徒さんにもレッスンに集中してもらいます。
《練習は大切》ですが、《わかっていない事が何だかわかっていない》、だから《自力で練習が出来ないのかもしれない》のです。
小さな子どもには《わからないから練習出来ない》と自覚もなく、説明も出来ませんね。
ただ練習しなかっただけなのか?楽譜の何がわからないから練習出来なかったのか?弾きにくいポイントは?自宅練習しやすくするにはどう伝えれば良いのか?と、レッスン中は私の頭の中でぐるぐる回ります。
恥ずかしながら・・生徒さんがあまり練習しないのは《自力で練習できるように導けない私の責任》が大きいと思うので《レッスンでは自宅練習しやすい方法を伝える》ようにといろいろ悩みながら指導しています。