2023.05.28
大人が子どもに向かって「早くしなさい!」と急かしてはいけないとよく聞きますが・・毎日《言わずにいられないひと言》だろうと思ってます。
どうしても《時間に縛られている大人》は、お出掛け準備や日常生活の中で、《子どもでも自分でこなせるはずと予想している時間内》を大幅に超えて、子どもがゆったり・のんびり動いている様子に焦ったり苛立ったりして、待ち切れずに・・つい「早く!!」と言ってしまいがちではないでしょうか。
でも、視点を変えれば・・私達が「もっと我慢して子どもを待ちなさい!」と子ども側から注意されたとしたら・・どうでしょう???
レッスンの中でも《指導者》として《1番必要なこと》は《我慢して根気よく待つこと》だと考えていますが・・・これが大変難しいのです。
少しずつ難易度をあげてレッスンしていくのは、上達のためには必須です。
しかしながら、急かしていないつもりでも・・生徒さんにとって《難し過ぎる内容や量》を与えてしまえば《急かしていることと同じ》ですね。
それは《やる気を削ぐ》ことになり、《上達を減速させる》ような指導ですから《教材の難易度と量》の見極めはとても難しいのです。
今のところ、レッスン中に「早く!」と急かす場面はないのですが・・短時間にたくさん教えたくなる《私の焦る気持ち》と、レッスン内で《生徒さんに無理のない必要な量とスピード感》《好きな曲を弾かせてあげたい気持ち》などに悩んでしまいます。
次の発表会の準備は夏以降なので、現段階で《テキストのレベルを上げておくべきか?》《もう少し我慢して先送りすべきか否か》どうしたものか、と迷っています。