2022.06.02
私は《楽譜が読めること》を重視しています。
《演奏》はもちろん大切ですが、生徒さんが教室を卒会しても《自力で好きな曲が弾けるようにしたい》と思っているからです。
そして《楽譜が読めること》は《ドレミファソラシド》だけではありません。
むしろ難しいのは、それぞれの音に《リズム》がつけられている事なのです。
「音符を読む」と表現されますが、《楽譜》はとても《数学的》だと感じています。
やや雑な例え方かもしれませんが、特に《リズム》は《0〜9の組み合わせのようなもの》だと思っています。
ただ最初は簡単そうでも、曲全体を通しての《拍子》と《左右違うリズム》が、《ドレミファソラシドの音》と複雑に重なり合っているので・・レベルが上がるほど頭も耳も混乱して難しくなります。
曲の中のリズムの複雑さについては、例えれば数学での《四則計算から微分積分へと難易度が上がっていく》ようなイメージです。
通常レッスンでも、テキストの曲の中からリズムの勉強をしていきますが、3月末の発表会を終えてからは《リズム強化レッスン》をしています。
レッスンで《両手でリズムのみ》の確認をしてみると、高学年の生徒さんでも意外とわかっていなかった事もありました。
なかなか手こずる《リズム打ち》なのですが、生徒さんはリズムだけでもとても楽しい様子で「もっと難しいのもやりたい!!」などリクエストがどんどん出てきます。
《リズムだけでも音楽を感じて楽しめていること》が嬉しいので、《6月までリズム強化月間》にして、そろそろ《リズムアンサンブルまで発展》させていきたいと思っています。