2020.07.28
ピアノの演奏も、クラシック曲は難しくてポピュラー曲なら簡単だろうと思っている方が多いかと思います。
しかし、残念ながら・・そうでもない事を知って頂きたいと思います。
クラシックとポピュラーの定義は検索すればいろいろな説が書かれています。
その中で私が1番しっくりきた説明は「クラシック曲は古典的・伝統的な楽曲で楽譜に忠実に演奏する。ポピュラー曲は軽音楽・流行色の濃い大衆音楽とも言われ、映画やテレビなどを通して広く知られていく。」といったところでしょうか。
子どもは知っている曲を弾きたがるので、《商業的に広く知られるポピュラー曲》がリクエストされるのは当然ですね。
しかし印象に残りやすいメロディ重視で作られている事が多いので、両手の音が違うピアノになると弾きやすいわけではありません。
小さい子ならば片手でメロディが弾けただけでも楽しめますが、両手だと音やリズムの複雑さもあって上手く弾きこなせず、仕上がる前に飽きてしまう事もあります。
反対に《難しそうなクラシック曲》は楽譜通り忠実に弾く難しさはあっても、特に子ども向けなら《弾きやすさ》も考慮されています。
そのためスキルアップにはとても良いのですが、知らないからつまらないと感じる生徒さんもいますね。
いずれにしても一長一短ありなので、私はクラシックとポピュラーの《いいとこどり》が出来たら良いなと思っています。
そこで、この夏は生徒さん達のリクエストと《コロナ滅》の気持ちも込めて、《鬼滅の刃》の中の《紅蓮花》《竈門炭治郎のうた》をみんなで弾いています。
また小さい子はもう少し簡単な《ハッピーバースデー》を、ご家族のお誕生日に弾けるといいねと話しながらレッスンしています。
まだまだコロナが心配ですが、みんなが練習を楽しめる夏になると良いなぁと思っています。