2020.07.21
園児さんや小学生がピアノの個人レッスンを受けるのは、大人が思うよりかなり緊張するかと思っています。
それも先生の前で毎週ピアノを弾くのは、大人なら震えてしまうくらいの緊張感があると思うのです。
だからレッスンが平常心で受けられる環境作りを心掛けています。
例えば、レッスン前に「今日は何が楽しかったの?外で遊べたの?」など軽いおしゃべりをして、少し気持ちを緩めてからスタートします。その方が練習通りの演奏を見られますし、指導された内容も落ち着いて理解し身につくだろうと思っているからです。
そしてもうひとつ、レッスン終えてからの《ご褒美オヤツ》があります。
私が子ども時代に受けていたピアノの先生のマネですが、手籠に個包装のお菓子を入れて置いてあります。
どの子も毎回1〜2個を選ぶだけなのに、真剣でワクワクする様子がとても可愛いくて「選ぶ楽しさ」もレッスンの緊張感を和らげてくれるだろうと思って続けています。
また、たくさん練習してきた日は《ご褒美オヤツ》の増量も有りとしているので「今日は何個いいの?」と飽食の時代に嬉しいおねだりの声も出てきます。
《ご褒美オヤツ》という小さな目標も、生徒さんの《練習をがんばる気持ち》につながるならば、とても嬉しい事だと思うのです。
時々、玄関のドアを開けて「ただいま〜」と言い間違えて入ってくる生徒さんを見て、「おかえり〜!」と笑って答えています。
家に帰ってきたようなリラックスした気持ちで
レッスンに来てくれて良かったなと思いながら、お互いに大笑いでレッスンスタートです。