2019.11.20
中学生になっても通っている生徒さん。
そろそろテスト準備をしている様で、過去問題を見せてくれました。
今の時代は、ネットで過去問を探し出しちゃうんですね。
先生、ちょっとビックリ。
頭の良い生徒さんなので、過去問を探し出せちゃうのは納得ですが。
その問題、「3小節目のリズムを変えられるのはどれでしょう?」でした。
6パターンから選ぶ問題でしたが、1つのみ拍子があっていて、
他を選ぶと不正解でした。
4拍子の曲なのに、3拍子だったり、4.5拍子だったりです。
これって、完全に算数問題です。
例題を見るまでは、音楽的にカッコよくなったり、
素敵にアレンジするものとばかり思っていました。
カッコよさや素敵さは、主観の問題ですものね。
絶対的な正解が無いのが音楽!
学校の先生方は、正解・不正解でテストの点を付けなければですから...。
何せ次の問題は、「テンポ120で演奏すると、この曲は何分何秒でしょう?」ですし...。
数学的な考え方が強い方が、確かに楽譜の理解はしやすいかも知れません。
数学好きやパズル好きには、お得意の問題ですね。
学校のテストは、仕方ないですが、レッスンでは、正解・不正解だけでは無い、
それぞれの個性や、自分自身の良さに気付いてもらえる様にと思っています。
能力が高いのは素晴らしいですが、素晴らしさは能力だけでは無いですものね。