2019.09.27
今日の午前中は、主人の水墨画・日本画教室の展示会搬入でした。
微力ながらお手伝いをして来ました。
教室に在籍して10年以上のベテランの方が多くいらっしゃいますので、
とても見応えのある、素敵な絵が沢山並んでいます。
お時間のある方は、ぜひ、ご高覧ください。
絵画と演奏の最大の違いは、その場に残るのか、残らないで流れていくか、
でしょうかね。
音楽は時間芸術ですから。
演奏も、「録画・録音」で残せますが、
生演奏のライブ感をそっくりそのまま残す事は出来ないと思っています。
絵画で例えれば、本作と印刷物の差でしょうか。
演奏のその場の感動は、やっぱりその場のモノなんだと思います。
その場で生演奏を聴いた後でその録音を聴くのと、
録音された演奏のみを聴くのでは、「感動」が違うんです。
名画は印刷でも素敵ですが、本物には敵わないものがあると思います。
目利きでは無いので、それが何かは言い表せませんが、
名画の絵画展の出口にあるアートショップの印刷モノを観ると、
やっぱり本画は素晴らしいなぁ!と何度も感じました。
そして、絵画の発表会である展示会を毎年、
観に行ってますが、仕上がった物を展示するのは、
あの本番の緊張を感じなくて良いのだなぁ〜、と思います。
本番前の心臓バクバクも、手も足も震え、コントロールがきかないあの感じもないのですね。
でも、ある作家の先生が仰っていました。
「会場に展示されて初めて、『失敗した!!!描き直したい!!!』
と思っても、今すぐに持って帰れないのが辛い。」って。
絵画でも、演奏でも、絶対的な完成は無いですからね。
失敗する事を怖がって、何もしないのは、もったいないと思います。
人前に出て、次の改善点を見つけて行く。
その繰り返しで、成長するのでしょうね。
失敗しない人間はいないと思います。
そこから何を感じて、何を学んで、どう前に進むか!ですね。