2024.04.30
できなかったことができるようになるって、脳科学的にはどうなっているのでしょう。
新しく始めたり、できなかった事ができるようになったりすると、脳の広い領域で、神経細胞が働き、枝のようなもの(樹状突起)を伸ばし、新たな回路ができます。
ピアノを弾くことに焦点を当ててみると、指は、できなかったことや、動きにくい指を動かす方が、できることや、動かしやすい指を動かすことよりも脳の血流量が増えるそうです。
動きにくい指を動かそうとすると、意識をそこに集中させて感覚を敏感にする必要があります。
そもそも、動きにくい指は、感覚が鈍いので、そこにたくさんの意識を送り込んで集中して動かさなければ思うように動きませんね。自分の思うように動かせるまでには時間がかかってしまうかもしれません。
でも、動かない指を動かそうとして行なう事で、脳からの命令がいき、その命令が脳の神経細胞に働き、樹状突起が伸び、神経回路ができていきます。
すると脳の血流量も増えるので、脳にとっても体にとっても、とても良い影響があります。
また、できるようになることで、嬉しい気持ちにもなるので、できなかったことができる喜びも味わうことができますね。
できるようになるって本当に凄いことですね。
できるようになって行く道のり自体が本当に素晴らしいことだと思えます。
そんな道のり、どうやったらできるかな、と考えたり、誰かに教えてもらったり、調べたり、ひたすら練習を繰り返したり、
などして、そこでも小さな世界が広がりますね。