2023.11.06
最近《古典四重奏団》(第1バイオリン、第2バイオリン、ビオラ、チェロ)の生演奏を聴きました。(川原、花崎、三輪、田崎様)によるショスタコーヴィチ第4番op83です。こんなにも空気と同一化している研ぎ澄まされたハーモニーは初めて聴きました。一人一人が主張し過ぎていないけど一人一人の個性が分かるしその透明感は圧巻です。絶対絶対絶対生を聴いたらそれはそれは意識しないですーっと息を吸うみたいに躰中に入りこんできます。《楽器は歌うんだ》《楽器は無理やり弾かなくても鳴る》私は今まで楽器との向かい方が間違っていたと感じました。楽器で音楽を表現しようとか楽器に対して無理やり鳴らそうと自己主張し過ぎたと大きく反省反省。音は空気でした。この事がこんなにも理解出来た《古典四重奏団》に出会えて幸せです。音楽は自己主張でなく空気です。